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Days of "dancin' in the vein"

葉脈ダンスの日々

   

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るろ剣映画

当方長年の新選組おたく、しかも斉藤担につき、るろ剣原作漫画は連載中ジャンプ毎週買って読むほどはまってました。でもまあ面白かったのは志々雄様のやつまでで、元嫁の弟出てきたあたりからはあんまり真面目に読んでなかったし、結局最後どういう終わり方したのかも覚えてないけど。

映画は、1作目は前にテレビで見て、佐藤健の剣心はビジュアル・演技(アクション)ともに合格、あとは悪役の香川照之や吉川晃司の芝居でなんとか見れたので、少年漫画実写化ものとしてはまあマシなほうだと思ってたけど。

今回テレビで見たのは「京都大火編」と「伝説の最期編」。「京都大火編」は比較的原作に忠実だったので結構面白く見れたのだけど、なぜか急にオリジナル展開の「伝説の最期編」は、びっくりするくらい酷かった。同じキャスト、同じ原作、同じ監督でよくここまで差が出るもんですね(驚愕)
まずはキャラクターで語ると、
【合格】
○剣心:佐藤健>1作目から安定。現代ものでは不利な小柄童顔が逆に武器になりましたね。
○志々雄さま:藤原竜也>イメージ的に宗次郎でもいけそうだと思ったけど、さすがに上手いよね。包帯ぐるぐるでも演技は流石。この役がギャグにならずに済んだのは役者のおかげ。
○宗次郎:神木隆之介>これはハマり役!
○斉藤一:江口洋介>かっこいいからOK(笑)制服の背中の感じとかすごく斉藤だった。
○蒼紫さま:伊勢谷友介>ビジュアルだけは文句なし!ビジュアルだけは!!
○翁:田中泯>おじいちゃんだけど忍者、という鍛えっぷり、この人じゃなくちゃできない!
○操:土屋太凰>年齢のわりに大人っぽい子だから原作のロリ感出るか心配だったけど可愛かった。
○帳くん>十本刀では宗次郎以外で唯一まともな扱いだった。
【無理
左之助:青木崇高:役者さんが悪いわけじゃないけど1作目から何が気に入らないって左之助のキャスティング。原作だと登場時まだ10代だったはず。
剣心より10歳近く年下、ゆえに若造感まるだしなのが左之助の可愛いところなのに、それを剣心より年上の30代のおっさんにやらせてどうするよ・・・。四六時中大声で喚いて暴れてるだけで暑苦しいし、最悪。
×駒形由美:高橋メアリージュン:可愛いけど・・・なぜ花魁役をハーフモデルに?(謎)原作の由美姐さんの酸いも甘いも噛み分けた姉御感ゼロ。

【微妙】

△薫:武井咲>ごり押しとか言われても剛力さんよりは可愛いから嫌いじゃなかったけど、この映画での芝居は酷かった。そもそも脚本の問題もあるけど、弥彦と薫の足手まとい感ハンパない。

△恵さん:蒼井優ちゃん自体はすごく好きな女優さんだけど、なぜ恵さん?全くイメージ違うんだけど。わざとキツメのメイクしてるのも無理してる感ありあり。演技でカバーしてたけど、さすがにそれだけでは厳しい。

△比古清十郎:福山雅治>もともとあんまり好きじゃない(嫌いでもないけど)のもあるけど、なんか違う・・・。ガクトとかのほうが派手さがあってしっくりきたかも。

という感じで、主要キャラはおおむね合格だから悪くはない。問題はやっぱ後半のオリジナル展開のくだらなさに尽きる。原作どおりにやらなくても映画として面白ければそれいいけど、あれはマジでひどかった。
あと葵屋のある京都市内からどこか知らんけど海まで、ちょっと走ったくらいでは着きませんよー。悠長に志々雄一派と伊藤博文ご一行が会食してるシーンも無駄。
志々雄の狙いが明治政府の転覆なら、その場でさっくり博文やっちゃえばいいだけでしょ。わざわざ剣心の公開処刑要求とか意味不明。

あともっともストーリーを混乱させたのはどう考えても蒼紫さまの扱い。本来登場すべき1作目で何故か存在を抹殺されたことで、いきなり京都編から現れても整合性がつかない。
あげく挙動不審のストーカー化。こんなことになるなら無理して出さないほうがマシだった。最後の対決にもとってつけたように参加、
志々雄ひとりに剣心、斉藤、左之助、蒼紫と四人がかりで寄ってたかって歯が立たず、ラストバトルにあるまじきダラダラ展開。

細かい部分をあげればきりがないご都合主義が多すぎる。奥義の会得に時間かけすぎ(しかし肝心な部分は見せず)、十本刀の扱いが雑すぎる、宗次郎のトラウマも説明されず、ということはつまり志々雄の野望=彼らがなぜ明治政府を憎むかの理由が曖昧。
とにかくイライラして最後までつまらなかった。がっかり。2作目と同じだけのクオリティで3作目作ってくれてたらなあ。残念。

ついでにもひとつガッカリ映画。テレ東で深夜にやってた1995年のジョ兄主演作『ニック・オブ・タイム』。
娘を人質にとられて暗殺を強要されるという設定に無理がありすぎ、これまた最後までご都合主義でイライラ。
ど素人をいきあたりばったりで拉致して暗殺犯に仕立て上げるメリットって?どう考えても失敗する確率のほうが高いのに、旦那や警備までグルならプロ雇ってサクッとやれ。
ジョニーの芝居は悪くないけど、痛快さも爽快感もなくストレスたまるだけの映画だった。

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