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Days of "dancin' in the vein"

葉脈ダンスの日々

   

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最近テレビで見た映画

■ソロモンの偽証
前後編テレビで見ました。カットされてる部分も多そうだし、まあ全体的にはそんなに素晴らしい映画ではないけど、中学生役の子たちの演技はみんな良かった!そこだけは素晴らしい。ただ自殺した子がなんか病みすぎてて嫌だったな。暴力ふるって苛めるヤツがもちろん一番悪いのだけど、自殺した子もただ苛められて可哀想とかじゃなくて、自分よりさらに弱いものに対してはものすごく攻撃的で陰湿だったわけで。両親は普通の人っぽかったけど、それであんな子になる?苛められたから病んだってレベルじゃないでしょう。嘘をつく女の子のほうは、母親が毒親っぽくて説得力あっただけに、そこがモヤモヤした。裁判の経過については後出しジャンケンで覆されるので、あれはちょっと卑怯。でも原作未読だからなんとも。

■前橋ヴィジュアル系
監督:大鶴義舟、にどうリアクションしていいか微妙だけど、意外にもラストが良い感じて観終わった後の気分がとても良かった。群馬といえばボウイやバクチクを生んだビジュアル系とは縁の浅くない土地ですからね。そこで農業とヴィジュアル系バンドの両立ってのもなかなか面白い。主役の風間ぽんも、イマイチ似合ってないメイクと軽めの歌声含め、くねくねした動きなどとても上手くてはまってた。

■ホットロード
原作はリアルタイム世代。三木監督は「陽だまりの彼女」が大好きだったので、これもきっと世間の酷評ほど悪くない作品だと期待してたんだけど、なんとも中途半端な仕上がりになってた印象。序盤のリリカルな導入部とか結構好きだったんだけどなあ。時代背景がね、やっぱ80年代だし・・・暴走族かっこいいヤンキーかっこいい不良は悪い子じゃなくてちょっと家庭が複雑で寂しがり屋なだけなの的80年代の価値観はそもそも現代に合わないわけで。それでもあえてホットロードを今やりたいというのなら、徹底的に当時の雰囲気をリアルに再現して、一種の昭和レトロ映画にしてしまったほうがマシだった気がする。(余談ですがちょうど80年代の原作を現代に置き換えた「仰げば尊し」というドラマの1話目を見て、あまりのありえなさに2話以降見る気を失くしました。イマドキあんな幼稚なヤンキーって・・・時代錯誤も甚だしい) 能年玲奈はすっごく可愛いし、和希の透明感はよく出てたけど、贅沢言うならせめて金髪にはチャレンジして欲しかった。まあこういうのって本人じゃなくて事務所の意向とかもありそうだけれど。登坂広臣の春山は、全然春山じゃなかった。たぶん登坂広臣という人自体はカッコ良いのだと思うけれど、そもそも10代の役を20代後半の大人の男性に演じさせるのが間違い。ときどき堤真一にしか見えなくてガッカリ。これも大人の事情で、ヤンキー役だからエグザイル系が安易に飛びついたのだろうけど(春山が事故に合うシーンの直後に最新ヤンキー映画の宣伝に本人登場したのには開いた口がふさがりませんでした。ご本人のせいじゃないけど、ニッ○レ、ちょっとは配慮しなさい!)まだ完成してない十代の少年の危うさ、儚さ、脆さ、傷つきやすさを隠すために尖がってみせる少年らしさなど、本来の春山の瑞々しい魅力がまるでなかったのが残念。トオル役の鈴木亮平もそうだけど、みんなオッサンすぎて、いい年していつまで暴走族とかやってんの?って冷めた目で見てしまう。ママ役の木村佳乃は相変わらず熱演でしたが、脚本の時点で無理があるのか前半と後半で別人のようでした。和希の親友役の女の子が、いちばん80年代ぽさが出ていたと思う。

■サンシャイン2057
ダニー・ボイルの映画ってハズレがない印象だったんだけど、これはちょっとしたトンデモ映画だった(笑)ある意味面白いんだけど、一種の闇鍋っていうか、盛りすぎて何が出てくるかわからないビックリ箱みたいな。太陽に向かう宇宙船の名前がイカロス号な時点で墜落する気まんまんだし(笑)、結構専門的な用語が飛び交っててそこは本格SFぽいのだけれど、逆に専門的すぎて観てるほうは何が起こってるのか把握できず、かといって映像も派手なだけで、何が起こってるのかは最後までよくわからない。監督お得意のサブリミナルも、こういう映画で有効に作用してるとは思えず。真田広之はとっとと死んじゃうし(何か裏があるのかと期待したら何もなく)、優秀なスペースマンのはずがすぐ喧嘩おっぱじめるし、終盤突然「11人いる!」みたいな展開になって、といっても推理の楽しさはほぼなく、志々雄さま(@るろ剣)みたいな狂った船長が「神が・・・」とか言って暴れまくって終了・・・うーん。キリアン・マーフィは結構好きな俳優さんだけど、終始金魚みたいに口をぱくぱくさせてばかり。とくに感動もなく、結局何がしたい、何を伝えたい映画だったのかよくわからないままでした。あとテレビだから吹き替え版だったのだけど、キリアン・マーフィのセリフ(とくにナレーション部分)が変な抑揚でとても聞き取りにくく、誰だよ酷いなと思ったら声優さんではなく俳優さんで、しかもすでに首つり自殺されてました・・・。

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