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Days of "dancin' in the vein"

葉脈ダンスの日々

   
カテゴリー「テレビで見た映画」の記事一覧

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世にも怪奇な物語

たまにはこの日記も書かないとあれなので、久しぶりにテレビで見た映画など。

『世にも怪奇な物語』(1967)フランス

エドガー・アラン・ポーの短編を、
ロジェ・ヴァディム、ルイ・マル、フェデリコ・フェリーニの3人が
それぞれ監督した豪華オムニバス。
ロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」は、
『バーバレラ』と同じくジェーン・フォンダ主演で、
これもう監督が彼女に色んなコスチューム着せて喜んでるだけじゃないの?っていう、
趣味まるだしで、かなり素敵でした(笑)

ルイ・マルの「影を殺した男」は、唯一原作に思い当たったんですが、
原題「ウィリアム・ウィルソン」で、一瞬のドッペルゲンガーもの。
アラン・ドロンのドSっぷりがたまらない(笑)
ブリジット・バルドーもセクスィ。

フェリーニの「悪魔の首飾り」はかなり大胆にアレンジしてあったんじゃないかと。
テレンス・スタンプが怪演でした。


あとは映画館で見損ねてた『ヤギと男と男と壁と』は、
ユアン・マクレガーにジョージ・クルーニーにケビン・スペイシーという
豪華キャストで、ふざけまくった超能力ものですが、
期待してたほどには面白くなかったかなあ。
ユアンを使ってジェダイだのダークサイドだのって言わせるのは、
マニアックな楽しさでしたが。

今さらだけど地上派初の『ダークナイト』は、
やっぱりヒース・レジャーのジョーカーが凄かった。

『モーリス』は、すっごく昔に見たのだけれど、BSでやってたので録画待機。
この頃のヒュー・グラントがすごく好きだったのです。
初期の、バイロンを演じた「幻の城」とか、ケン・ラッセルの「白蛇伝説」とか
耽美なヒューはすごく良かったなあ。
今はロマコメのイメージばかり強くなって残念。でも好きだけど(笑)

ちなみに最近の新作で見たいなと思ってるのはコレ
『少年は残酷な弓を射る』http://shonen-yumi.com/
音楽がレディオヘッドのジョニーで、主演がティルダ・スウィントン。
しかも息子役の子がすごい美形(笑)
 

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最近テレビで見た映画

★吸血鬼ノスフェラトゥ[Nosferatu]
1922年 ドイツ
監督:フリードリッヒ・W・ムルナウ
サイレント時代のドラキュラ映画の古典的名作。
いかにものなモンスターでもなく、耽美的美青年とかでもなく、
シンプルに怖いノスフェラトゥのビジュアルが圧巻。

★明日、君がいない[2:37]
2006年 オーストラリア
監督:ムラーリ・K・タルリ
無名の新人監督のオーストラリア映画というマイナーさですが、
当時カンヌで話題になってて、ずっと見たかったのをBSでやってたので見ました。
舞台はハイスクール、冒頭で、誰かしら生徒が自殺を図った現場が発見されます。
時刻は巻き戻って、その日の朝から、その死の時刻(原題の2:37)までが、
主要登場人物6人の行動と独白を交えて再生されるような構成。
この中の誰かが自殺を図るのか?という疑問を持ちつつ、
彼らの行動を観察するのはある意味スリリング。
弁護士の父を持つ優等生だけれど権力志向の兄と、素直で可愛いその妹、
いかにもアメリカンマッチョな青年と、恋愛にしか興味がないそのガールフレンド、
ゲイであることをカミングアウトして差別されている青年と、
軽度の障害をもつため虐められている少年、
主要な登場人物はこの6人ですが、
いかにも自殺の理由がありそうな最後の二人以外にも、
次々と意外な問題が明らかになっていって、
この中の誰が死を選んでもおかしくないと思える状況の中で、
実は自殺を図ったのは意外な人物でした。
このオチを、卑怯だと思うか、どんでん返しと見るかは人それぞれでしょう。
この6人の中で一人だけ個人的に
「こいつが死ねばいいのに」と思うほど卑劣な人物がいるんですが、
そういう人間に限って、自分から死を選んだりはしないものです。
そして、いつ死んでもおかしくないような苦悩や悲哀をかかえながらも、
案外人は強く生きていったりもするものだし、
たいした理由がなくても、死にたい子は死んでしまう。
撮影当時19歳だった監督の実体験を踏まえているというだけに、
そのリアリティは切実なものがありました。良い映画だった。

★BIG RIVER
2005年 日本+アメリカ
監督:舩橋淳
http://www.office-kitano.co.jp/bigriver/
オダジョ主演ですが前編英語で舞台はアメリカ。
一応ロードムービー的な感じ?
スナフキンみたいな流離いの日本人オダジョと、
トレーラーハウスで暮らすアメリカの女性、
妻を追ってきたパキスタン人男性という奇妙なトリオが、
なりゆきで道中を共にしつつ、交流を深めつつ、
でも最後はそれぞれの道をゆく、みたいな。
風景はきれいだったけど、正直誰に感情移入したらいいのかわからなくて、
なんとなく消化不良な感じだったなあ。


秋なので、9~10月はいっぱい映画を見たり美術館に行ったり芝居を見たりしています。
(映画館で見た映画の感想はdayzのほうで)
昨日は久しぶりに唐組でも行こうかなと思ってたのだけれど、
微熱が出たので断念。
これ↓も行きたいなあ。でも横浜かあ。遠いな(苦笑)
「大唐十郎展」http://karajuro.kitanaka-school.net/index.html
明大だったかで、蜷川幸雄と唐さんの対談やったのも行きたかった…
(平日だったので仕事終わりでは無理な時間だった)

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メトロポリス

BSでやってたので、フリッツ・ラングの『メトロポリス』を見ました。 
1926年、ドイツのモノクロサイレント映画です。
http://www.kino.com/metropolis/
 

今から85年前の映画だけれど、セットや美術がすごく斬新で前衛的。
地下の労働者都市、マッドサイエンティストの作った美女アンドロイド、
それらがもたらす機械文明の破綻、と、
その後のSFのあらゆる萌芽がちりばめられています。
アンドロイドと、まるでジャンヌダルクのような労働者たちの聖女マリアの
2役演じた女優さんは凄い迫力でした。
動きが前衛舞踏みたいですごく美しいの。
地上の歓楽街の名前が「ヨシワラ」というのも洒落てましたね。
ブレードランナーといい、近未来のSFなのに、
どこかしら日本の要素が混じっているというのがエキゾチック。


そういえば去年「エル・トポ」再映していて見に行こうと思っていたのに、
すっかり忘れていたら終わってしまって残念でした・・・。
http://www.el-topo.jp/
こういう映画はテレビじゃやらないからなあ。

 

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アンドロメダおまえ

年末にテレビでやってた映画「少年メリケンサック」を見たのですが、
田辺誠一がやってたビジュアル系くずれみたいな
アーティスト“TELYA”が歌う、
「アンドロメダおまえ」という歌が脳内をぐるぐるして離れません(笑)
作詞は映画の脚本のクドカン、
作曲は元ナンバガの向井秀徳。突き抜けてます。


映画自体もとても面白かった。
さりげなく出演している新旧ミュージシャンを見つけるのも楽しい。

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がんばっていきまっしょい

どうも最近慢性的に風邪気味でいけません。
治ったと思ったらまたぶりかえすんだよね(おもに鼻水)。
インフルエンザの予防接種は受けたんだけど、
風邪には効かないからなあ。

とりあえず週末見た映画(録画)など。


★がんばっていきまっしょい(1998年/磯村一路)
2005年度のドラマ版に並々ならぬ思い入れがあるもので、
ずっと映画も見たかったのですが、
BSで放送してたのでやっと見れました。
松山の、あの夕陽で金色に輝く海をボートがすべってゆく、
その光景だけで号泣できます。
ロケ地がほぼ同じと思われ、海岸の艇孤やらもろもろの風景に、
いちいち涙ぐんでいました。
主演は当時まだ10代の田中麗奈ちゃん。
悦ねえとしては線が細すぎるけれど、ものすごく可愛かったです。
映画もとても好きでした。
なんかまたドラマ版見たくなってきたので、
DVD見ちゃおっかな~(※BOXセット持ってる・笑)


★赤い文化住宅の初子(2007年/タナダユキ)
これはBSじゃなくて珍しくテレ東。
映画館で見損ねてたので、観れて良かった。
しかし不幸だなあ。
救いはなくはないけど、不幸のオンパレードでしょんぼりしてしまいます…
塩谷瞬のお兄ちゃん役がカッコよかった。


★イヴの総て(1950年/アメリカ/ジョセフ・L・マンキーウィッツ)
オールアバウトイブというイギリスのバンドが昔好きでしたが、
映画は観たことなかったので、名作をお勉強。
いや~面白かった!!
良い子のふりをして大女優に取り入り、
巧みに周囲の人間を騙してのし上がってゆくイブがすごすぎました。
大女優のマーゴもすごく魅力的で、
さすが名作!って感じでした。

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